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こんにちは、ヤマモト工務店です。
前回、家づくりには「完璧」を求めるのではなく、費用対効果が大切であるというお話をさせていただきました。
→「完璧」を求めるのではなく「よりよい」ものを
しかし、“本当によい家”というには、コストパフォーマンス以外の条件も必要です。
そのひとつが、『技術』。
いくら図面上、数値上は完璧な仕様になっていても、技術力がともなわなければ
あなたが求めるだけの性能には期待できません。
2016年の熊本地震では、現行の耐震基準で建てられた住宅のうち9棟が倒壊、17棟が全壊しましたが、
原因のひとつとして設計の不備や施工不良があったとみられています。
また、建物の断熱性にかかわる外皮の耐久性をどれだけ維持できるかは、経年変化だけでなく、
施工品質も大きく影響するといわれています。
つまり、高いコストをかけて100点の耐震性と断熱性を備えた家を建てても、技術力が50点では、
その家の性能は100点満点にはなりえないのです。せいぜい60点、70点がよいところでしょう。
しかし、耐震性と断熱性が80点でも技術力が100点なら、その家の性能は確実に80点をクリアできます。
「家の性能」と「建築会社の技術力」には、これだけ密接な関係があるのですが、
家づくりにおいて技術力を重視するという方は、あまり多くはないのが実情です。
建築会社の技術力というのは、それだけ判断の難しい部分だということなのでしょう。
最後に、『デザイン』。
その家に愛着を感じるのは、デザインがあってこそ。
外観、インテリア、細部までこだわったディテール、使い勝手のよい動線、空間活用。
ただカッコイイだけではなく、住みやすく使いやすいデザインであることは、
永く大切に住まう上で必要不可欠な要素です。
『コスト』
『技術』
『デザイン』
この3つのバランスがしっかりと取れた家。それこそが“本当によい家”であると、私どもは考えています。
皆さまに、よりよい家を確かな技術でご提供するため、ヤマモト工務店は今後とも
自社大工による一貫施工にこだわり続けます。