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こんにちは、ヤマモト工務店です!
前回、トイレや浴室に窓を設置しない方が増えていること、
住設メーカーでも入浴直後には浴室の窓を開けないよう説明していることをお伝えしました。
→トイレや浴室、窓はいる? いらない?
なぜ窓を開けてはいけないのか?
今の換気設備はとても性能がよく、換気扇を回しておけば効率よく浴室内の湿気を外へ逃がしてくれます。
ところが、窓を開けてしまうと給気量が増えすぎて、空気がうまく循環しなくなるのです。
冬場や梅雨時など湿気の多い時期はとくに、換気どころか外の湿気を取り込んでしまうので注意が必要ですよ。
もちろん、換気のためには排気だけでなく給気も必要です。
第1種換気であれば給気も機械で行いますし、排気を機械で、
給気を自然に行う第3種換気であれば、浴室のドアの下に給気用の小さなルーバーがあるはずです。
トイレも同様で、窓を開けずに換気扇をつけっぱなしにしておく方が、
中の空気をきちんと循環させてくれます。
窓を開けるとすれば、浴室がカラリとしているときにちょっと風を通したり、
掃除の際ににおいや刺激のある洗剤を使ったときだけにしておきましょう。
少し年配のお客さまになると、「お風呂にはできるだけ大きな窓をつけたい」という方もいらっしゃいますが、
そんなときは当社の社長が「大きな窓は寒いからやめておきましょう」とアドバイスします。
窓が大きいほど冷気を余分に取り込んでしまいますから、
それでなくても寒いトイレや浴室が余計に冷えるだけでなく、ヒートショックの危険性も高まります。
つまり、トイレや浴室を窓なしにすることは、断熱にも効果的なのです。
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