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断熱材を自分でこだわって選ぶ人というのは、それほど多くはありません。多くの場合、その住宅会社の仕様に従います。
ヤマモト工務店が使用するのは、繊維系断熱材グラスウール。今日は、ヤマモト工務店がグラスウールを選ぶ理由を3つお伝えします。
コスパがよい
グラスウールは高い断熱性能を持ちながら、他の断熱材に比べると価格が抑えられている点が特徴的。家づくりは予算との兼ね合いも大切ですから、これは間違いなく大きなメリットといえます。
でも、私たちがグラスウールを選ぶ理由は、単にコストだけではありません。
火に強い
高気密高断熱を謳う住宅会社の多くは発泡ウレタンを使用します。確かに発泡ウレタンは気密を取りやすく、C値などの数値も出やすいです。
しかし、その反面、発泡ウレタンは火災時の安全性という点で不安があるのも事実。
燃えやすく、しかも有害ガスを発生させる。建物火災による死因は、火傷に次いで一酸化炭素中毒が多いという調査結果もあります。
その点、ガラスを原料としたグラスウールは火に強く、火災があっても簡単に燃えたり、有害ガスを発生したりすることがありません。
解体・リフォームしやすい
意外と知られていない、あるいは見て見ぬふりをされている、発泡ウレタンの大きな課題。それは、解体作業にかかるコスト。発泡ウレタンは一度固まると撤去するのが非常に困難で、解体や処分にかかる費用がびっくりするような金額になってしまいます。
解体作業はリフォームやリノベーションの際にも発生しますから、建て替えるにしろ、リフォームするにしろ、発砲ウレタンを選ぶことは将来的な負担が大きくなるということ。
グラスウールには「結露しやすい」といった誤解が蔓延していますが、グラスウールが結露するのは施工不良が原因です。隙間ができないよう、適切な施工をすれば、グラスウールは結露することなく、長期にわたりその性能を維持できます。
つまり、グラスウールに批判的な住宅会社の多くは、そもそも正しい施工技術を持っていないということ。だから、手っ取り早く発砲ウレタンを選択するのです。
家づくりは目先の便利さ・手軽さにとらわれず、将来のことまで考えて1つひとつ正しい選択をしていきたいものですね。
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