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今から20年前、30年前は、戸建て住宅というと「生涯住まうもの、住み継ぐもの」という考えが強く、家族構成が変わっても困らないような、部屋数も収納も十分に確保できる間取りが好まれました。
1階にLDKと、廊下で隔てられた水まわり。2階には主寝室と子ども部屋。
時代の移り変わりとともに家族の形も多様化し、コンパクトでムダがない、かつ柔軟性のある『平屋』が現代のトレンドになっています。
平屋が支持されるいちばんの理由は、ワンフロアで生活できる快適さ。
コンパクトな動線計画で日々の生活や家事はぐんとラクになり、階段の上り下りがないので老後も安心。
家族との距離が近くコミュニケーションを取りやすいことも、平屋人気の理由のひとつです。
こうした利点もあって「平屋の暮らしっていいな」と興味を持つ方が増えているのですが、いざ「平屋を建てよう!」となったとき、悩ましいのがコストの問題です。
まず、必要な部屋数をすべてワンフロアに詰め込むのですから、2階建ての家を建てるよりも広い土地が必要になります。
当然、土地代はそれだけ高くなります。
加えて、平屋は2階建てと比べて家の基礎や屋根の面積が大きくなります。
その分だけでも、建築費はかさみます。
ただし、平屋なら階段は必要ありませんし、廊下や玄関ホールをなくしたワンルームのような間取りにすることで、建物をコンパクトにまとめることができます。
そのようにして、建築コストを調整していきます。
それでも難しい場合には、「平屋のよさ」を取り入れた”平屋みたいな2階建て”は、どうでしょうか?
たとえば、寝室は1階で、子ども部屋だけ2階にレイアウトしたプラン。
これなら、日々の動線は最低限に。子どもが小さなうちや独立した後には、1階だけで生活することも可能。
人それぞれ、理想の暮らし方があるはずです。
「ちょっと無理かな」と思っても、アイデア次第で手は届きます。
あこがれの平屋を、私たちと一緒に計画してみませんか?^^