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ヤマモト工務店の大工はすべて社員の自社大工であると、以前にも何度かお伝えしています。
当社の大工は計画段階からひとりが1棟を専任で担当し、大工でありながら、日々の工程管理や安全管理、お客さまの対応といった現場管理も、業務の一環として行います。
ハウスメーカーなど規模の大きな会社では、ひとりの現場監督が何棟も掛け持ちで現場を管理するのが一般的です。
ある程度の仕様が決まった『規格住宅』であれば、現場監督がいなくても流れ作業のように現場が進むからです。
「いつ行っても現場監督がいない」という声を聞くことがありますが、これはつまり現場監督が現場をいくつも掛け持ちしているため、あなたの現場に常駐していないからです。
ところが、完全オーダーメイドの『注文住宅』の場合はそうもいきません。
とくにヤマモト工務店がつくるのは、お客さま1人ひとりの暮らしに寄り添うオンリーワンの家。ひとつとして同じ家、同じ現場はありません。
流れ作業で建つ家ではありませんから、もともと現場に常駐していることの多い大工が現場管理を兼ねることになります。
さらに、コーディネーターやすべての現場を統括する社長の管理と、設計士による現場監理という何重ものチェックにより、高水準な品質を確保しています。
今、ありがたいことに「ヤマモト工務店で建てたい」というお客さまが増えています。
しかし、先ほども申し上げたように、当社の大工は基本ひとつの現場に張りつきです。
抱えられる現場の数には限りがありますし、手が足りないからといって、いちばん大切な大工仕事を外注するという選択肢はありません。
ほんの数年間、十数年間しか使わないような消耗品であれば、「とにかく量産する」という考え方もあるでしょう。
だけど、家は違います。お客さまが、これから何十年間と生活する場所です。『量産』という考え方はありません。
このような事情もあり、ヤマモト工務店では今の品質を維持・向上していくため、今後は年間に受注する棟数を限定することも考えています。
棟数限定となった場合、もしかするとご依頼いただいてから着工まで数か月お待ちいただくこともあるかもしれません。
もし、「なんとしてでも、ヤマモト工務店で建てたい!」とお考えの方がいらっしゃいましたら、お早めにご相談いただけると幸いです。^^