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前回、日照時間が私たちに与える影響についてお伝えしました。
冬はとくに、家のなかが暗くならないよう『光』を取り入れることが求められますが、「じゃあ、照明を増やして室内を明るくすればいいの?」というと、それもちょっと違います。
なぜかというと、人工光と自然光では『照度』に大きな違いがあるからです。
照度を表す単位はルクスといいますが、自然光ならくもり空でも1時間で10,000ルクスの光を浴びることができるのに対し、一般的な住宅用やオフィスの照明だけでは、1時間で1,000ルクスにも届きません。
(画像引用:豊橋ハートセンター|“ウインター・ブルー(冬季うつ)”気のせいではなかった!冬に気分が落ち込む理由とは)
冬場は日が短くなるのに加え、太陽高度が低くなるので近隣の建物で日射がさえぎられることも増えます。
だから、ヤマモト工務店では外からたくさんの光を採りこめるよう、できるだけの工夫しています。
ひとつ目に、窓の向き。
午前中から昼にかけて日が昇る、東や南側を中心に窓を配置します。
舞鶴は共働き世帯が多いので、朝の時間をより明るく、気持ちよく過ごしてもらいたいからです。
朝日を浴びると日中の活動が意欲的になり、体のリズムが整うので、夜も快眠できますよ!
ふたつ目に、窓の大きさ。
LDKには標準よりも大きな窓を採用しているので、休日などは一日をとおして、明るいリビングで過ごすことができます。
断熱性の高いサッシを入れているので、ガラス面が大きくても寒さは感じません。
そして、ハイサイドライト(高窓)の活用。
外からの視線が気になる場所や日照を得にくい敷地条件でも、ハイサイドライトならプライバシーを守りつつ光を存分に取り入れ、部屋全体に拡散してくれます。
日中でもカーテン閉めっぱなしの薄暗い部屋で過ごす、などという必要もありません。
ただし、自然光が入るよう工夫した家であっても、その効果は暮らし方によって変わります。
夜更かししてお昼に起床、午前中いつもカーテンは閉めっぱなしだとしたら、当然光を浴びる時間はどうしても減ってしまいますよね。
規則正しい生活習慣は、心と体の調子を整えるうえで大切なこと。
たっぷりと自然光を取り入れた家で、舞鶴の冬を楽しく、健康に過ごしましょう♪