「涼しい」「暖かい」だけじゃない高気密高断熱

天気模様が気になる6月ですね。

梅雨時期には「雨具で荷物がかさばる」「湿気でヘアスタイルがまとまらない」など、生活の中でのちょっとした困りごとが増えますが、さらに悩ましいのは、湿度と気温が上がることによってカビが繁殖しやすくなること。

食べ物の保管に気をつけるのはもちろんのこと、建物にもカビ対策が必要です。

室内における理想的な湿度は40～60％だといわれていますが、雨が続けば湿度は80％を超えてしまうことも。

そうなれば、カビにとっては絶好の繁殖条件。じめじめした室内で不快を感じている私たちを差し置いて、カビ菌たちはノビノビと繁殖していきます。

湿度の高い状態が続けば、構造内部で結露が起こり、やがて見えないところで傷み・腐朽が広がって、大切な骨組みを蝕みます。

さらに、カビの胞子が室内に舞えば、喘息やアトピー性皮膚炎などのアレルギー症状を引き起こす『シックハウス症候群』という健康被害につながることも。

だから、「湿度が高めかな」と思ったら、エアコンの除湿機能や除湿器を使って湿度を下げてあげるのを忘れずに。

そのほかのカビ対策として、こまめな掃除。

湿度と温度に栄養が加わることでカビは繁殖しますから、栄養源となる抜け毛や皮脂、ほこり、食べこぼしなどはきちんと取り除いておきましょう。

さらに、これから家を建てるご予定のある方は、高気密高断熱という選択を。

高気密高断熱の家は室内の空気を効率的に循環し、カビが発生しづらい環境をつくり出します。

そう、高気密高断熱の家って、ただ「涼しい」とか「暖かい」だけではないんですよ。^^

ただし、きちんと通気をとらないと逆効果。通気性の悪い家は、かえってカビの温床になってしまいます。

高気密高断熱の家は、正しい知識と技術を持った住宅会社にご依頼を！

高気密高断熱で、室温の快適さだけでなく『耐久性向上』や『シックハウス対策』など、根本的な問題解決も視野に入れてみては？