建物の質を下げずにコストダウンする方法 - ヤマモト工務店

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建物の質を下げずにコストダウンする方法

こんにちは、ヤマモト工務店です。

予算と「やりたいこと」の兼ね合いというのは、なかなか難しいものです。
本来は、最初から予算に合わせてプランニングするのが理想ですが、
なかには「とりあえず希望を詰め込みたい」というお客さまもいらっしゃいます。
その場合は、プランを見ながら「どこを削っていくか」というご相談をすることになります。

VE(バリューエンジニアリング)という言葉がありますが、
これは価値を下げずにコストを削減することを意味しています。
住宅会社によっては、VE案として建築材料や設備のグレードを落とした見積もりを提示することもありますが、
グレードを落としている時点でVEとはいえませんよね。
とくに断熱材や外壁材、屋根材などのグレードを下げてしまうと、
将来的なメンテナンス費用や光熱費が大きくなってしまうため、
あまりおすすめできません。
そもそも、内装材や設備のグレードダウンだけでは、下げられる金額にも限りがあります。

そこでもっとも効率よく、建物として価値を下げずにコストダウンするために有効なのが、
規模の縮小です。
たとえば、8畳+クローゼットの寝室をクローゼット込みの8畳に縮める。
6畳2間の子ども部屋を4畳半2間に縮める。
年の離れたご兄弟なら、そもそも子ども部屋が2ついらない可能性もありますね。
下の子が小さいうちはご夫婦の寝室で一緒に寝てもらい、
上の子が独立したら子ども部屋へ移るという計画でもよいのではないでしょうか。
将来設計に合わせて削っていくことで、ムダを省きながら効率的にコストを抑えることができますよ。

それ以外では、外構を後回しにする。あとから木を植えたり、砂利を敷いたりと、
自分たちでアプローチや庭をつくり込んでいくのも楽しいですよ。