私たちが「年間12棟」しか家を建てない理由 – 舞鶴市で新築・注文住宅を建てるならヤマモト工務店

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私たちが「年間12棟」しか家を建てない理由

こんにちは。ヤマモト工務店、代表の山本です。

さて、私たちの工務店では、年間に新築させていただく家の数を「12棟限定」とさせていただいております。これは、決して出し惜しみをしているわけではありません。むしろ、私たちがお届けできる最高の品質と、お客様への誠実な想いを守るための「約束」のようなものなのです。

「なぜ12棟だけ?もっと建てられるのでは?」

お客様からいただくこのご質問に、今日は私たちの家づくりの核心に触れながら、正直にお答えしたいと思います。

品質を支える【社員大工】という財産

私たちの家づくりの根幹を成しているのは、4名の社員大工です。彼らは単なる従業員ではなく、私たちが誇る「チームヤマモト工務店」の一員であり、かけがえのない財産です。

私自身が大工として現場で叩き込んできた技術、家づくりへの情熱、そして何よりもお客様に対する誠実な心を共有し、共に汗を流してきた仲間たち。彼らがいるからこそ、ヤマモト工務店の家づくりは成り立っています。

この信頼できる4人の精鋭たちと、一棟一棟、心を込めて丁寧な仕事をする。そうなると、年間で12棟というのが、私たちが責任を持って「ヤマモト工務店の家」だと胸を張れる品質をお届けできる、最大の数なのです。

なぜ、「外注」に頼らないのか? 

もっと多くの家を建てる方法はあります。それは「外注」の大工さんに依頼することです。しかし、私たちはその選択肢を選びません。

その理由はただ一つ、「高い施工品質」に一切の妥協をしたくないからです。

Webサイトの「大工・職人紹介」ページでも触れていますが、私たちの家づくりは、「チームヤマモト工務店」という一貫した体制で行うことにこだわっています。設計から施工、そして完成後のアフターフォローまで、自社の職人が責任を持つ。これが、私たちが考える「当たり前」であり、お客様への最低限の礼儀だと考えています。

外注の大工さんの腕が悪いという話ではありません。しかし、私たちが長年培ってきた細かな納まりの技術、現場での機転、そして「お客様に心から満足していただきたい」という熱い想いまで、短期間で完全に共有していただくことは、現実的に非常に難しいのです。

「神は細部に宿る」と言いますが、家づくりもまさに同じです。見えなくなる部分へのこだわり、数ミリ単位の精度、現場でのちょっとした工夫。これらは、日頃から同じ方向を向き、切磋琢磨している自社の職人だからこそ実現できる領域です。

私たちは、効率や数を追うのではなく、一棟一棟に技術と魂を注ぎ込み、お客様との信頼関係を築き上げていくことを選びました。だから、外注には頼らない。これが私たちの答えです。

12棟に込める想い

年間12棟という限られた数だからこそ、私たちは以下のことを大切にできます。

魂を込めた手仕事

流れ作業ではなく、一棟入魂。お客様の夢や想いを丁寧に形にするための時間と手間を惜しみません。

揺るぎない品質管理

大工出身の私が、全ての現場で厳しい目でチェックを行います。「チームヤマモト」だからこそ、意思疎通もスムーズで、常に最高の品質を追求できます。

お客様との深い対話

時間的なゆとりは、お客様とのコミュニケーションのゆとりにも繋がります。設計から完成まで、お客様に寄り添い、共に家づくりを楽しむことを大切にしています。

次世代への技術継承

無理のないペースは、若手大工の育成にも繋がります。焦らずじっくりと技術を伝え、ヤマモト工務店の家づくりを未来へと繋いでいくことも、私たちの重要な使命です。

永続的なお付き合い

建てて終わり、ではありません。お引き渡し後も、お客様の暮らしを末永く見守り、何かあればすぐに駆けつけられる関係性を築いていきたい。12棟という数は、その責任を果たせる範囲でもあるのです。

最後に

年間12棟限定。 これは、効率よりも品質を、数よりもお客様との信頼関係を重んじる、私たちヤマモト工務店の家づくりへの覚悟の表れです。

お待ちいただくこともあるかもしれません。しかし、お約束します。私たち「チームヤマモト工務店」が、持てる技術と情熱のすべてを注ぎ込み、ご家族が末永く安心して暮らせる、心から満足いただける家をお届けします。

私たちの想いが、少しでも伝われば幸いです。