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椅子やソファーに座り、ベッドで寝起きする西洋文化に対し、日本では長らく床や畳に直に座り、布団で寝起きすることが習慣化されてきました。
そのため日本の住まいは、まず玄関で靴を脱ぐことで、屋外と生活の場所がきっちり分けられています。
こうした文化が根付いていることもあって、日本では玄関を「靴を脱ぐ場所」と考えている人も多いでしょう。
でも、実は玄関には、靴を脱ぐ以外にもさまざまな役割があるんです。
たとえば昔の家では、ご近所さんが上がり框に腰かけて、家主とおしゃべりする光景がよく見られました。
玄関はそんなふうに、家主と来客が気軽にコミュニケーションを取れる場でもあったのです。
もし、玄関にベンチがあったらどうでしょうか?
部屋が散らかっているから、人を入れられない。そんなときでも、玄関先でお茶を飲みながらゆっくりおしゃべりできますよね。
今日は、子どもの友だちを家に入れたくない。でも、玄関だったらOK。そんな日もあるのでは?
家族のため、みんなのための、新しい憩いの場になりそうですね。
玄関土間を広めにとれば、屋外収納のように使うこともできますよ。
ただ靴を並べておくだけではもったいない。土汚れが気になるアウトドアグッズや濡れた雨具、ハンガーパイプには季節もののコート類を。 仕方なく外に置きっぱなしにしている三輪車も中へ入れられますし、ベビーカーも畳まず収納。冬用タイヤの保管にもぴったりです。
家族や来客をリビングやダイニングへと招き入れるアプローチとして。ときには、おもてなしの場所として。
まずは、我が家に必要な玄関の役割について考えてみてください。
靴を脱ぐための空間に機能性とデザイン性をプラスして、ひと味違う玄関をデザインいたします。
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