BLOG
この冬は、例年に比べて寒暖差が激しいようですね。気候変動による影響が、年を追うごとに身近に感じられるようです。
近年は住宅業界でも、環境に配慮した取り組みが盛んにおこなわれています。
2025年には、新築住宅において現在の省エネ基準(断熱性能等級4以上)への適合が義務化され、さらに2030年にはZEH水準が新築住宅の最低ラインとなるなど、省エネ住宅はこれから住まいの“当たり前”に。
さらに、政府では新築住宅の6割に太陽光発電設備を設置するという目標を掲げ、『創エネ』にも力を入れています。
創エネとは、一般住宅など発電施設以外の場所で、新しくエネルギーをつくりだすこと。
これまで私たちが紹介してきた『エネファーム』も、お湯を沸かす際にガスで電気をつくりだす、創エネシステムのひとつです。
ヤマモト工務店で家を建てたお客さまからは「エネファームを入れて、本当によかった」と言われることが多く、その快適性の高さには大変ご満足いただいているようです。
ただし、「よいものだから」と誰にでもおすすめするわけではありません。
その特性上、”エネファームの向かない家庭”もあるので、お客さまの暮らしに合うかどうかを見極めたうえでご提案します。
では、”エネファームの向かない家庭”とは、どんなご家庭なのでしょうか。
まず、“お湯の使用量が少ない”ご家庭です。
具体的には、同居家族が少ない場合など。家で生活する人が少なければ、お湯の使用量も必然的に少なくなります。
次に、“日常的にあまりお湯を使わない”ご家庭。
普段の暮らしでいちばん水道の使用量が多いのはお風呂で、日本の一般家庭が使う生活水の約40%をお風呂の水が占めるいわれています。
そのため、家族全員が湯船に入らずシャワーだけでサッと済ませるというご家庭では、水(=お湯)の使用量が大幅に少なくなり、エネファームは向きません。 そのほか、乾燥を嫌って冬でも家事や身支度に水を使うという人もいらっしゃいますよね
最後に、“床暖房を入れたくない”ご家庭。
ヤマモト工務店の床暖房は、お湯を循環させることで床表面を暖める『ガス温水式床暖房』です。
お湯を沸かす際にガスを使うため、プロパンガスの場合はとくにランニングコストが高くつくと思われがちです。
ただし、ガスは使えば使うほど単価が下がり、エネファームを併用することでさらに料金設定が安くなり、お湯を使うほど電気の発電量も増加します。
だから、床暖房を24時間つけっぱなしにしても光熱費が気にならない。
床暖房があるからこそ、エネファームが真価を発揮する。 つまり、床暖房を入れないのであれば、エネファームの価値が半減してしまうというわけです。
このように、エネファームが向かないご家庭はあるものの、そうでない方には基本的にエネファームをおすすめしています。
初期費用を気にされる方もいらっしゃいますが、ヤマモト工務店ではエネファームと床暖房、両方の設置費を含めて費用対効果を考えています。
エネファームの設置には100~200万円程度のコストがかかりますが、その分、当社では床暖房をLDK全面敷設で15万円と、ほぼサービス価格で提供しています(通常は100~200万円程度かかります)。
つまり、床暖房を入れるのであればエネファームとあわせて導入した方が、初期費用・ランニングコストともにコスパがよいということになります。
足元がじんわり暖かく快適であること、シーズンに合わせて出し入れする手間がなく、場所をとらない点も、床暖房の魅力です。
光熱費を気にせず、たっぷりのお湯でぬくぬくとした冬を過ごせるエネファーム。
ご家庭の暮らし方に合わせて、ご検討ください。^^
LATEST BLOG