どう使う？憧れのL字型ハウス

L字型の家を見たことありますか？

普通の家とは違って、ちょっとモダンで邸宅感のあるL字型の家。

L字型の家は、プランニングをしていて「たまたまL字型になりました」ということは、まずありません。

L字型の家は、なんらかの目的があってL字型にデザインされることがほとんどです。

たとえば、外観に変化がほしいなどデザイン上の理由。人とはちょっと違う家にしたいとか、もともとL字型の家に憧れていたとか。

もしくは、敷地が三角や台形などの変形地で四角い家が入りにくい場合。L字型の方が面積を広くとりやすいということもあるでしょう。

庭や駐車スペースを確保するために、建物をL字型に配置することもあるかもしれませんね。

もちろん、四角い家でも庭をつくることはできますが、外からの視線をさえぎるためにあえてL字型にするというのも、プライバシー確保のためのひとつの手法といえるでしょう。

だけど、「なんとなくカッコいいから」という理由だけでL字型の家を希望するのは、ちょっと危険かもしれませんよ。

実はこういう形状の家って、プランニングが結構難しいんです。

ひとつ間違えると、デッドスペースができてしまったり、動線がやたら長くなってしまったり……。

その結果、面積が無駄に大きくなってコストアップした挙句、居住性が損なわれてしまうということも。

間取りを上手につくるには、L字の短辺部分をどう使うのかが肝となります。

おすすめは、客間や子ども部屋、寝室など、生活のコアとならない居室を短辺部分に配置すること。

そうすれば、生活動線や家事動線には大きな影響もなく、パーソナルスペースのプライバシーも守りやすくなりますよ。

L字型の家に興味があるという方は、ぜひご相談くださいね！