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ちょうど1年前、コロナ禍に端を発するウッドショックが建築業界を揺るがしたことは、まだまだ記憶に新しいところ。
その後、状況はひとまず落ち着いたものの、木材価格は高止まりのまま一向に下がる気配を見せません。
それどころか、いまや木材だけにとどまらず、鋼材・設備などさまざまな建築資材の品薄・値上げが続いています。
それに追い打ちをかけているのが、ウクライナ危機。ロシアによるウクライナ侵攻の影響で、銅・アルミニウムなどの非鉄金属やガス・石油といった燃料価格が高騰しています。
「ガソリンがまた高くなったなぁ…」
と実感されている方も多いかもしれませんが、燃料価格が高騰するということは、物流コストにも影響が出るということ。
さらには、制裁措置に対する反発によりロシアが一部木材の輸出を停止したことで、建築資材として必要不可欠な合板の品薄・価格高騰も懸念されています。
こうした原材料価格や物流コストの高騰により、さまざまな建築資材の値上げが続々と発表されています。
ウッドショックの最中、木材価格の高騰が落ち着いてから家を建てようという判断をした方もいらっしゃるかもしれませんが、市場価格は回復を見せるどころか、まさに値上げラッシュ…。
見極めの難しいところではありますが、そもそもインフレ傾向にある2022年、今後さらに物価上昇が加速することはあっても、引き下げになることは考えにくいかもしれません。
そのように考えると、今、新築・リフォームをお考えの方にとっては、「もう少し待って様子を見る」よりも、「少しでも早いスタートを切る」方が、価格上昇リスクを最小限に抑えられる可能性が高いともいえそうですね。 今建てるのか、建てないのか。ご家族、住宅会社ともご相談のうえ、慎重に計画されることをおすすめいたします!
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