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今年(2025年)4月から、すべての新築住宅に省エネ基準への適合が義務付けられます。ほんの3年前まで、公的な基準としては国内最高ランクだった断熱等級4が、間もなく最低基準となります。
ということは、これからは誰が建てても高性能な、冬暖かくて夏涼しい家ができるのでしょうか?
実は、そう簡単な話でもありません。
政府としては、断熱等級4よりもさらに進んだZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)水準住宅の普及を目指しています。
今から5年後の2030年には、すべての新築住宅にZEH基準が義務付けられる予定であり、つまり今年行われる法改正は、それに至るまでの経緯に過ぎません。
ZEH水準住宅は、断熱等級でいえば5。今、省エネ基準に適合した断熱等級4の家を建てたとしても、5年後には断熱等級5が最低等級となってしまう。
これは、政府としても「省エネ性を考えると断熱等級5が必要」と考えているから、基準の引き上げを予定しているわけです。
そう考えると、やはり現行の基準に合わせた断熱性能では心もとないですね。
ヤマモト工務店では、舞鶴の気候にもっとも適した断熱性能として、ZEH基準をはるかに上回る断熱等級6を標準としています。
さらに、気密シートや気密テープを使って、建物の気密性も高めています。
断熱基準はあくまでも断熱に関する基準であり、気密についてはノータッチ。
本当の意味で省エネ性を高めるには気密性能が必須ですが、これに関しては各住宅会社の裁量にゆだねられているのが現実。
法改正がされたからといって、必ずしも必要な性能がついてくるわけではありません。省エネ基準の義務化やZEHの推進は、これからの家づくりの転換点のひとつ。
寒い冬をどのように過ごすのか。
家の中でもしっかり着込み、エアコンのついた部屋で縮こまって過ごすのか。春や秋と同じように、Tシャツ1枚で快活に過ごすのか。
後者をご希望の方は、私たちと一緒に断熱等級5の家づくりを目指しましょう!
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