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職人の腕が、住宅の品質を左右する。
だから、ヤマモト工務店では徹底して職人選びにこだわっています。
ある時、塗装屋さんの塗った床の色が、見本の色と微妙に違っていることに、社長が気付きました。
本当に微妙な違いだったので、見ても気付かない人の方が多かったかもしれません。気付かないふりをして、見逃すこともできたでしょう。
しかし、社長が「この色は違うんじゃないか?」と指摘すると、塗装屋さんもそれを認め、色合わせからやり直し、すべて塗り替えました。
「白って200色あんねん」というフレーズが一時期話題になりましたが、色って本当にバリエーションが豊富です。
それを見て見ぬふりせずに指摘するのは、社長の完璧主義のなせる業。自らの意思で作業のやり直しを選んだのは、職人さんのプロ意識の高さによるものにほかなりません。
このように、現場を管理する確かな目とプロの技術を持ってこそ、お客さまの思い描いた通りの空間が完成します。
ヤマモト工務店の現場で仕事をする職人さんたちも、当社の社長の厳しさを知ったうえで、仕事をしてくれています。
元職人としての物差しのなかで、納得いかない部分はきちんと指摘する。
職人さんたちも、その物差しのなかで仕事をする。
塗装屋さん、クロス屋さん、左官屋さん、電気屋さん、設備屋さん。
家づくりの現場には、さまざまな職人さんが入れ代わり立ち代わり作業に訪れますが、なかでも重要なポジションを占めるのは、やはり骨組みをつくる大工でしょう。
どんなに表面をきれいに仕上げても、構造がしっかりしていなければ意味がありません。
耐震性はもちろん、耐久性や気密・断熱などの性能は、同じ材料を使って同じように建てたとしても、大工の腕によって多少なりとも差が出ます。
だからヤマモト工務店ではすべての大工仕事を、社長自らが育て上げて社員大工でまかないます。
つまり、当社と同じ職人さんをすべてそろえたとしても、ヤマモト工務店の大工がいない限り、ヤマモト工務店と同じクオリティの家にはならないのです。
そのことをいちばんよく知っているのは、骨組みの状態からヤマモト工務店の家を見ている職人さんたちです。だからこそ、彼らもプライドを持って仕事に取り組んでくれるのでしょう。
真冬の最中にも、寒さに縮こまることなく家の中を伸び伸びと走り回る子どもたち。
子どもたちが元気いっぱい遊ぶ様子を眺めて、目を細める大人たち。
お客さまの思い描く暮らしはすべて、自分たちの責任にかかっている。
そのことをきちんと理解したうえで、私たちは今後も職人さんたちと手を取り合い、真摯に家づくりに取り組んでいきたいと思っています。
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