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こんにちは、ヤマモト工務店です。
本日ご紹介するのは、お葬式も法事もすべてご自宅で行うという、
京都府舞鶴市のY様のお住まいです。
ここは事あるごとに親戚一同が集い、
お盆にはお坊さんを招いてご先祖様の供養をするという、古くからの伝統が残る地域。
必然的に、訪問客を招き入れることを前提とした間取りが求められます。
玄関を開けると、右手に8畳の和室。ここが仏間であり、客間となります。
襖をすべて取り払えば、廊下と一体の空間に。
お葬式などで大勢の人が集まっても、圧迫感はありません。
和室に隣接したオーソドックスな縁側も、最近ではすっかり見かけることが少なくなりました。
縁側には、家の中と外をつなぐ役割、室内の温度を調節する役割、
部屋を広く見せる役割など、さまざまな役割があります。
昔ながらの日本家屋には、先人の知恵が詰まっているんですね。
玄関を入って左手、廊下をはさんだ和室の対面にはLDK。
キッチンは奥様のご希望で赤をチョイスしました。
比較的ダークな色味を好む若い層に対し、50代・60代の女性は華やかな色がお好きです。とくに赤色を好まれる方は多いですね。
「できるだけ明るい赤色を選んでほしい」
と依頼され、いろいろなメーカーのキッチンを比較した結果、
いちばん発色のよいパナソニックの赤いキッチンをおすすめしました。
“和”のイメージが強いY様邸ですが、2階のトイレと個室二間はモダンな雰囲気に仕上げました。
黒をベースにした幾何学的なアクセントクロスと木目で、個性を演出しています。
一見同じ内装にも見えますが、実は全室違うデザインのクロスで張り分けているのがポイントです!
外観も、焼杉風のサイディングと瓦屋根、木目調の引き違い戸で和の佇まいをみせています。
切妻屋根の水平ラインがサラリと美しい、数寄屋風。
ヤマモト工務店ではちょっとめずらしい“和”の住まい。いかがでしたか?
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