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お金を借りると、利息が発生します。つまり、借りたお金よりも余分にお金を返さなければなりません。
そのせいか、日本では“借金は悪”という風潮が根強くあり、住宅ローンはできるだけ短く組んで、早く返したいという人が大半です。
実際のところ、住宅ローンの返済期間はどれくらいに設定すべきなのでしょうか。
現実的には、新築なら最長の35年でローンを組む人がほとんどです。
建築費の高騰もあり、短期間で返済するというのは難しいのが実情なんですね。
だけど、それでいいんです。返済期間は無理して短くする必要ありません。
その理由を、今から説明していきますね。
(1)返済期間の短縮より月々の返済額を抑えるべき
ローン返済は、「今月は苦しいから」といって勝手に額を減らすことはできません。
予定外の出費にも慌てることのないよう、借入期間が多少長くなっても、月々無理のない返済額に設定しておきましょう。
(2)いざとなったら繰り上げ返済できるから
余裕のある月は頑張って預貯金しましょう。そうすれば、ある程度のお金がたまった時点で繰り上げ返済できますし、その分、金利も節約できます。
メリハリのある返済計画を立てることが大切ですね。
(3)団信の仕組みを目いっぱい活用するべき
団信(団体信用生命保険)は、住宅ローンの契約者が死亡・高度障害状態になったときなど、保険金でローンが一括返済される生命保険の一種です。
この生命保険としての機能を存分に活用するためにも、預貯金はできるだけ手元に残し、ローンは長めに組みましょう。
万が一のときには、住宅ローンは団信で全額返済。さらに、手元に預貯金も残るので安心です。
団信への加入は、住宅ローン借り入れにおける大きなメリットのひとつです。
ヤマモト工務店のお客さまは20~40代の比較的お若い方が多いのですが、定年前・定年後の方であっても家の新築やリフォームの際には預貯金を使い果たさず、住宅ローンを組んで団信を活用するのがおすすめですよ。
年齢が上がるほど、“万が一”のリスクは高まりますからね。